人の死を前にアロマでできること

2018年の春、私は入院しました。

幸いにも5日で退院しましたが、そのあと3か月神経症で眠れない日々が続きました。疼痛と、電気を走らせたような痛み。どこにでるかわからない痛みと睡眠不足でメンタルはボロボロ。毎日のように泣いていたのを覚えています。(まあ心療内科にいっても元気ねって言われてたけどw)

 

その頃、以前アロママッサージをしてもらった方のブログを読んでいた時に知ったのが”緩和アロマテラピー”というものでした。普通のアロマテラピーとは違い、末期がん患者さんの手足に対してアロマテラピーを行うというものでした。

 

その先生は20年近くボランティアをしている方でした。そんな先生の書く緩和ケアについて書いている文章からは、患者さんとの触れ合いを通して暖かい波動、エネルギーが伝わってくるのです。不謹慎に聞こえるかもしれませんが、死の近い方がアロマで癒される風景が伝わるたびに、私もなんだか癒されていたのです。生きていることに感謝!とか、これからも力強く生きていこう!とか、そういうポジティブなものではなく、ただただそこにあるのは”愛情”なのだという感覚です。

 

それからしばらくして神経痛も落ち着いたころ、翌年(2019年)の春頃だったと思います。なんだか無性に私も緩和アロマケアをやってみたいという衝動に駆られ、先生にご連絡しました。2名以上の開催のため、相手を探してみると話て、約半年…。受講は難しいだろうか?私はやるべきではないということかな?なんて思い始めた矢先、「お相手見つかりました!」と連絡があり、それから約1か月経ち、ようやく受講が叶いました。

 

お相手の方はどんな方かわからないまま当日を迎え、少々緊張しながらサロンに入ると、そこにはとっても優しそうでニコニコ笑顔が素敵な女性が。

 

一気に心がほぐれたのを覚えています。

 

サロンは東京ですが、その方は静岡県から受講とのこと。ご自宅は農業&ゲストハウスをされているということで農作物やハーブなどの話も受講中出て、楽しかったです♪

 

 

この講座ではホリスティックなことを学ぶためアロマもホリスティックアロマを使用。施術の練習をするたびに色々な香りを嗅いで、自分たちまでしっかりと毎回癒されていました。

 

手技やアロマのことだけではなく、がん患者さんがどのような状態なのか、また余命どのくらいになるとどういう風に心や体が変化していくのかということを身体だけではなく心についてもしっかりと教えていただきました。

 

その中でも、寄り添うこと、お話しの聴き方はまさにカウンセラー。これはボランティアに限らず日常的に使えるスキルだなと感じています。まあ同僚や友人にそこまで優しくなれるかは別ですけどw

 

緩和アロマを行うためにセラピストとして心を落ち着かせるため、また感覚を開くための瞑想も盛り込んだ内容。他の学校とかにはないんじゃないかな?わからないけど…。

 

この受講を通して特に感じたことは、触れるということの大切さ。手と手、手と足、手と顔、手と背中…。手が触れる時、必ずその人の思いは伝わります。当然、適当にされても、伝わりますw

 

この緩和アロマは、誰でもできる手技。みんなが覚えて、ご家族のためにできたらいいなと思うんです。子供から親へ、親から子供へ。友人の手に触れてあげてもいいと思います。

 

痛みは、その人が耐えられる分しか現れない。それを増幅させるのは思考です。家族の愛情がきちんと伝わっていれば、過度に痛みを感じることはなく、穏やかに最期へ迎えられます。

 

医者や看護師じゃないから何もしてあげられないと悩む方が多いと聞きますが、アロマを使っても使わなくても、手を優しく触ってあげる、足をさすってあげる。その触れ合いが残された遺族の心の痛みも緩和するんです。きちんと大切な家族にお別れが言えれば、早く立ち直ることができます。

 

死は悲しいものでしょうか。死に方によるかもしれませんし、私も夫がと思うと悲しいだろうと想像します。ですが、病気でなくなる、高齢でなくなるというのはまだ会話をする時間があるということです。

後悔しないためにも、そっと手を触れて優しくさすってあげてください。ありがとうと伝えてください。

 

私事ですが、三年前に祖母が亡くなりました。

 

両親が離婚して、10歳の時に引き取ってもらい、社会人になって家を出るまで面倒みてくれた祖母です。

 

スキンシップが日常ではなかった祖母でした。亡くなる一年前、私はお正月に実家にいき、帰るときに、祖母とハグをしました。ハグなんかしたことありません。どうしたらいいかわからない風の祖母でしたが、「はい、手をまわして!」と無理やりハグ。とってもとってもいい笑顔で笑っていました。

 

ああ、おばあちゃん、ずっとこうしてほしかったんだろうな

 

そんなことを思ったのを覚えてます。きっとおばあちゃんも寂しかったんだなぁと。気性にふるまっていたって、死が近い時に近くに家族がいなくて、触れ合いの少ない状態では孤独感も増してしまいます。

 

私も祖母とハグすることで、絆が深まり、依存がなくなり、癒されました。一年後、あっという間に祖母は亡くなってしまいました。悲しかったけど、今でも会いたくなる時もあるけれど、それでも私の立ち直りは早かったと思います。それは、祖母とのハグのおかげだと思うんです。

 

と、まあ話はずれましたが…

 

そんなことを感じた緩和アロマセラピスト養成講座でしたが、1/12無事に卒業できました♪本当に楽しい講座でした♪

 

 

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阿佐谷マジョ合格

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